
AddiCo(アディコ)は、プラスチック業界においてサーキュラーエコノミーを実現するための画期的な特殊添加剤です。
単なる特性改良・相溶化剤に留まらず、独自技術とノウハウを組み合わせたオーダーメイドの製品開発により、プラスチックの再利用と高機能化を同時に達成します。
AddiCoが解決する4つの主要課題
1. リサイクル材の物性回復と粘度制御(鎖伸長剤 / Chain Extenders)
リサイクル由来のポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ABSなどの樹脂に対し、2%未満の極低添加で分子量を増大させ、低下した粘度を回復させます。
メリット:
連続押出プロセスを安定させ、ポストインダストリアル(PIR)やポストコンシューマー(PCR)のリサイクルを容易にします 。
2. 複合・多層材のリサイクル(相溶化剤)
従来、再利用が困難とされていた多層パッケージや、自動車のシュレッダーダスト(ASR)、漁網などの複合樹脂(PE/PP/PA等)を相溶化させ、高品質なコンパウンド材へと再生します 。
メリット:
埋め立て処分されていた廃棄物を、再び射出成形品やフィルム材として活用可能にします 。
3. 天然繊維・フィラー充填材の強化
PPやPEに鉱物フィラーや天然繊維(アガベ、ヘンプ、ウッドファイバー等)を充填する際の加工性を改善し、機械的強度を向上させます 。
メリット:
特にAddiCo 5907などのグレードを使用することで、曲げ弾性率と衝撃強度の両方を大幅に向上させることが可能です 。
4. バイオプラスチックの加工性改善
PLA(ポリ乳酸)やPHAなどの生分解性・バイオベースポリマーの流動性を、既存の汎用ポリエチレン(LDPE/HDPE)製造設備で加工できるレベルまで最適化します 。
メリット:
設備投資を抑えながら、環境配慮型製品へのスムーズな転換を支援します 。
代表的な製品ラインアップと用途
| シリーズ | 代表グレード | 主な用途・特長 |
|---|---|---|
| 9000シリーズ | AddiCo 9000 / 3910 | 鎖伸長・粘度向上:リサイクルPET、PBT、PCの分子量を増大させ、低下した粘度を回復。連続押出を安定化させます。 |
| AddiCo 9585 | ABS流動性改質:極少量の添加で、再生ABSの溶融粘度を精密にコントロールします。 | |
| AddiCo 9080 | 生分解性ポリマー用:堆肥化可能なバイオポリエステルの流動性を改質し、既存設備での加工を可能にします。 | |
| 5000シリーズ | AddiCo 5501 | PP加工性向上:フィラー充填ポリプロピレンのMFIを高め、成形サイクルを改善します。 |
| AddiCo 5907 | 天然繊維強化:アガベや木質繊維等のバイオフィラーと樹脂を強固に結合。弾性率と衝撃強度を同時に向上させます。 | |
| AddiCo 5700 / 5701 | バイオPE最適化:バイオベースポリエチレンのレオロジーを改質し、フィルム成形時の安定性を確保します。 | |
| AddiCo 5901 | 異種樹脂相溶化剤:PU/PP、PA/POといった本来混ざり合わない樹脂のリサイクル材を強固に結合させます。 |