炭素繊維不織布/ペーパー

炭素繊維を特定の長さにカットし、ランダムに配向させた不織布製品をご提案します。
湿式法による「ペーパー」と乾式法による「フェルト」の2つのラインアップにより、航空・宇宙、自動車、スポーツレジャーから工業用部材まで、幅広いニーズに対応可能です。

炭素繊維ペーパー(CF Paper)

湿式抄紙法を用いて炭素繊維を2次元に均一配向させた製品です。

薄手で表面平滑性に優れ、コンポジット(CFRP)の機能向上に不可欠な素材です。

炭素繊維ペーパーの特長

  • 表面平滑性と意匠性:
    織物(クロス)の凹凸を隠し、成形品表面を滑らかに仕上げます。これにより塗装工程の簡略化も可能です。
  • 高浸透性と導電性:
    樹脂含浸性に優れ、成形品に高い導電性や電磁波遮蔽能を付与します。
  • 寸法安定性:
    熱膨張率が低く、温度変化による変形を抑制します。
  • 均一な物性:
    従来のチョップド材を使用したSMCと比較して、物性のバラツキが極めて小さいのが特長です。

炭素繊維ペーパーの用途例

  • スポーツ用品:
    自転車のフレーム・ホイール、アイスホッケー用スティックの表面材
  • 工業部材:   
    耐蝕タンク・容器の内張り、電磁波遮蔽材、燃料電池用電極基材

炭素繊維不織布(CF Felt)

乾式ニードルパンチ法により炭素繊維を3次元的に絡み合わせた不織布です。
厚みを持ちながら軽量で、断熱性や加工性に優れています。

炭素繊維不織布の特長

  • 優れた耐熱・断熱性能:
    3000℃の高温で焼成した繊維を使用しており、真空炉などの超高温環境下でも長寿命かつ優れた断熱効果を発揮します。
  • ハイブリッドカスタマイズ:
    炭素繊維100%だけでなく、熱可塑性樹脂(PP, PA, PEEK, PFA等)との混紡も可能です。
    これにより、プレス成形が容易な中間基材として活用できます。
  • クッション性と軽量性:
    構造材の「あんこ材(コア材)」として使用することで、強度を維持しつつ複雑な形状への追従を可能にします。

炭素繊維不織布の用途例

  • 熱管理:
    真空蒸着炉の断熱材、シリコンウェハ引抜炉の部品
  • 構造部材:
    自動車部品、航空機内装などの軽量構造材

製品ラインアップ(代表グレード)

炭素繊維ペーパー・不織布は下表の標準ラインナップがございます。
これ以外の仕様についてもご相談をお受けします。

カテゴリ グレード例 目付 (g/m2) 厚み (mm) 特長
ペーパー CFP-010PV 10 0.13 PVAバインダー。表面改質に最適
ペーパー CFP-030PE 30 0.45 ポリエステルバインダー。FRP向け
ペーパー CFZ-200RD 200 0.70 ランダムタイプ。コア材や厚物用途に
不織布 CFF-1000 1000 10 炭素繊維80% / レーヨン20%。断熱材等に
不織布 CFZ-500SD 500 5 炭素繊維100%。高純度が必要な環境に

サステナビリティと技術サポート

本製品は、炭素繊維の製造工程で発生する端材を有効活用した環境配慮型製品の開発にも対応しています。

  • 少量試作対応: ニッチな樹脂との混紡や、特殊な目付・厚みの指定など、少量からのカスタマイズ試作を承ります。
  • 一貫体制: 素材の選定から、プリプレグ化、プレス成形、切削加工まで、協力ネットワークを通じてトータルにサポートいたします。

炭素繊維加工品のカタログ

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