
当製品は、高品質なPAN系炭素繊維を特定の長さに切断し、独自の表面処理(サイジング処理)を施した材料です。
主に熱可塑性樹脂とのコンパウンド(混練)に使用され、成形品の軽量化、高強度化、寸法安定性の向上、および弾性率の改善に大きく貢献します。
3つのコア・カスタマイズ技術
お客様の成形プロセスや目的の物性を実現するため、以下の3つの要素を自在に調整可能です。
多彩なサイズ剤の選定
マトリクス樹脂との相溶性を最大限に高めるため、汎用プラスチックからスーパーエンプラまで、幅広いサイズ剤のラインアップを揃えています。
- 高温対応(350℃以上): PEEK、PPA、PPS、PIなど。
- 汎用・エンプラ対応: PA6/66、PC、PBT、POM、PPなど。
サイズ率の調整
樹脂との密着性やフィード性を左右するサイズ剤の付着量を、ニーズに合わせて調整可能です。
低付着(LC: 1.5%) / 標準(MC: 3.0%) / 高付着(HC: 5.0%)
カット長のカスタマイズ
成形方法や要求される機械強度に応じ、3mmから50mmまでの範囲で精密にカットいたします。
主要グレードと対応樹脂マトリクス
樹脂の種類に応じた最適な表面処理グレードをご提案します。
| 樹脂タイプ | 対象樹脂(例) | 対応グレード(推奨例) |
|---|---|---|
| スーパーエンプラ | PEEK, PPS, PPA | 耐熱性に優れた特殊エポキシ/アクリル系 |
| エンジニアリングプラスチック | PA6, PA66, PC, PBT | ウレタン、エポキシ、アクリル系 |
| 汎用プラスチック | PP, PE | 変性オレフィン、エポキシ系 |
技術的メリット:ガラス繊維(GF)との比較
炭素繊維(CF)を採用することで、従来のガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を上回るパフォーマンスを発揮します。
- 軽量化: ガラス繊維強化品と比較し、約10%以上の軽量化が可能です。
- 高強度・高剛性: CF15%配合品で、GF30%配合品とほぼ同等の機械強度を実現。
部材の薄肉化を促進します。 - 導電性の付与: 樹脂に導電性を与え、電磁波遮蔽や帯電防止効果を付加できます。
サステナビリティと環境対応
私たちは、炭素繊維の製造工程で発生する端材を有効活用した環境配慮型製品も提供しています。
・リサイクルCFの活用:
再生炭素繊維を用いたコンパウンドや、リサイクル樹脂との組み合わせにより、環境負荷の低減と高性能を両立します。
・小規模試作への対応:
ニッチな樹脂や特殊な配合についても、少量の試作から柔軟にサポートいたします。
品質管理体制
当製品の製造拠点は、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO 9001:2015の認証を取得しています。
厳格な品質管理のもと、安定した品質の製品をお届けします。
- 標準荷姿: 20kg 紙袋。